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Port-a-Patch

Port-a-Patchプラットフォーム

Port-a-Patchプラットフォームは、1測定につき1細胞を計測する半自動のパッチクランプシステムです。このシステムには下記が含まれています。

  • HEKA社のEPC10アンプとそのソフトウェア(PatchMaster)
  • 細胞のキャッチとシーリングなどのプロセスをコントロールするソフトウェア(PatchControl)
  • 測定用チップ(NPC1)
  • 測定溶液

Port-a-Patch用温度制御式細胞外液灌流システム

Port-a-Patch用の細胞外液灌流システムは、コンピューター制御の8チャンネルバルブパネル、10 ~ 50°C範囲で温度制御が可能な灌流用チャンバー (TCフローチャンバー) で構成されます。最大 8種類の異なる溶液を灌流することができます。バルブは手動またはソフトウェア経由で切り替えることができます。ソフトウェアでバルブをコントロールすると、データ取得と溶液添加のタイミングを同期することや、添加した化合物名や濃度などの情報を記録データにラベルすることができます。

Port-a-Patch細胞内液灌流システム

弊社の平面パッチクランプチップでは、細胞内液灌流システムを使用することでマニュアルパッチクランプでは難しい細胞内液の灌流が可能です。細胞外液灌流にも使用可能な灌流パネルと組み合わせて使用することで、最大8種類の異なる溶液を細胞内に灌流することができます。そのため、例えばイオンチャネルのサイトゾル部分に作用する化合物の評価、セカンドメッセンジャーや、代謝に関わる物質の細胞内への添加がイオンチャネル機能に与える影響の評価を行うことが可能です。溶液交換は数秒で完了し、溶液交換中もリアルタイムにデータの記録を行うことができます。細胞内液灌流システムは手動またはソフトウェア経由で使用することができます。ソフトウェアでバルブをコントロールすると、データ取得と溶液添加のタイミングを同期することや、添加した化合物名や濃度などの情報を記録データにラベルすることができます。

Port-a-Patch顕微鏡観察キット

本オプションを使用すると、正立顕微鏡上で細胞を観察しながらパッチクランプ測定を同時に行うことができます。蛍光顕微鏡を使用することで、蛍光と電流の同時測定も可能です。

サクションコントロールプロ

サクションコントロールプロでは、パッチクランプアンプとアナログ接続することで、アンプの電圧プロトコルと同期した正確な圧力コントロールが可能です。そのため、機械受容性チャネルの研究や、人工膜や細胞膜に対する圧力の作用を研究するのに最適です。

Port-a-Patch SOL

Port-a-Patch SOLは、最大3つの光源を接続できる Port-a-Patch 用の光刺激オプションです。 本オプションは、光刺激用のふたと一つのLED光源で構成されています。光刺激は手動またはアンプのソフトウェアによって制御可能です。
光刺激用のふたのみの販売も行っているため、お手元の光源を組み込むこともできます。

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