データの記録と解析はSURFE2R N1専用のコントロールソフト(SurfControl)で行います。本ソフトウェアで分注設定などを含む、実験のワークフローを作成します。ワークフロー内には複数の測定を設定することが出来ますので、例えば複数の基質を連続的に添加したり、異なる濃度の基質を連続的に添加することも可能です。各分注に対し、流速や液量、添加回数などを個別の設定することが可能となっており、あらゆる実験プロトコルを作製することが出来ます。測定はすべて自動で行われるため、測定中は無人での運転が可能です。
SurfControlは測定用ソフトとしてだけではなく、解析用ソフトとしても使用できます。電流波形をもとに、ピーク電流値やピーク面積の計算を行うことが出来ます。ソフト画面には結果の表示画面があり、ファイル名、自動計算されたピーク電流値やピーク面積、測定を行った時間などがいつでも確認できます。キネティクス関係のパラメータのフィッチングやネガティブコントロールデータを用いた波形の補正も本ソフトで行うことができます。また、データをASCIIフォーマットで出力することも可能です。