PatchControl 384ソフトウェアはデータ取得用のソフトウェアで、電圧プロトコルや実験パラメータの変更が非常に簡単に行えます。QCパラメータに基づいたウェルの色分け機能により、実験の成功率を一目で判断することができます。また、Method Launcher、Guided Labware Setupを使用することで、実験者はソフトウェアの指示通りに準備をすれば、簡単に実験を行うことができます。刺激電圧プロトコルはプリセットされたテンプレートを読み出し、部分的に変更をすることで簡単に任意の刺激に調整することができます。決まったプロトコルで測定を行う標準モードの”Standard”、細かい実験パラメータの変更が可能な”Advanced”の二つのモードが使用できるため、スクリーニングから測定系の構築まで、幅広く対応できます。S7B best practiceに準拠したプロトコルを使用することも可能です。
DataControl 384はPatchControl 384で記録されたデータ解析の専用ソフトで、IC50、EC50、Z’やVhalfの計算等、様々なパラメータの解析が非常に簡単に行えます。スクリーニング向けに解析設定をテンプレートして保存することも可能です。その他にもIVデータに対する化合物の濃度依存性の解析や、全ウェルに対する化合物の作用が一目でわかるヒートマップ表示にも対応しています。任意の解析データのみを選択し、csv形式でのデータ出力や、wordやpdf形式でのレポート出力も可能です。
PatchControl 384はすべてのデータをオープンデータフォーマットで保存します。そのため、記録データは別途エクスポート等を行う必要なく、直接別の解析ソフトで読み込むことができます。例えばGenedata社のScreenerソフトウェアは、SyncroPatchのデータをそのまま読み込むことができ、Screener上で解析を行うことができます。